糖尿病と肥満

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肥満で糖尿病になる人が急増しています。

現代人は過食と運動不足で肥満になりがちです。

肥満になると耐糖能(血糖を処理する能力)障害などの、軽い糖尿病状態になる人が増えますが、初期のうちは肥満を解消すれば、また、正常に戻ることがあります。

肥満がなぜいけないのか?

肥満はおそらく私達の考え以上に、身体にとってひとつの異常事態と考えられます。
肥満の程度が高くなるほど、糖尿病や動脈硬化症などの様々な生活習慣病にかかる率が増え死亡率も高くなるからです。

肥満糖尿病患者がかかりやすい病気

  • 網膜症
  • 腎症
  • 高血圧
  • 狭心症
  • 心筋梗塞
  • 脳梗塞
  • 下肢動脈閉塞
  • 高尿酸血症(痛風)
  • 脂質異常症
  • 脂肪肝
  • 不妊症
  • 関節障害

肥満とはどんな症状をさすのか?

肥満というのは、単に体重が増えることではありません。
摂取エネルギーが消費エネルギーを上回った時、予備のエネルギーとして蓄積された体脂肪が必要以上に増えた状態をいいます。
つまり、肥満かどうか?は、体内に占める脂肪の割合で決まるのです。

しかし、体脂肪だけを正確に測定するのは大変なため、だれにでも簡単に計算できるボディーマス指数(BodyMassIndex:BMI)を使用して肥満の程度を判定する方法が一般的になりました。

BMIは体脂肪量とよく相関する肥満指数で国際的に使われています。

BMI25㎏以上だと肥満です。

BMIは体重÷身長÷身長で計算されます。
この計算結果が22に相当する体重が平均体重です。

なぜかというと、その体重が最も病気になりにくい統計的に理想的な体重だからです。
身長から標準体重を出すには、この答えが22になるように逆算することです。
身長×身長×22で求められます。

BMIによる肥満判定基準は、25以上が肥満とされるのは、25を超えると糖尿病や高血圧、脂質異常症(高脂血症)などの多くの生活習慣病が起きやすくなるからです。

最近の研究では、BMIが27で、糖尿病になる危険は2倍になるという事がわかりました。
糖尿病の予防やコントロールにの改善には、BMI20~24に相当する体重、つまり、身長×身長×20と、身長×身長×24の間の体重を目標とするのが良いと思われます。

BMI判定基準

  • BMI18.5未満 やせ(低体重)
  • BMI18,5以上25未満(普通)
  • BMI25以上 (肥満)

 

肥満糖尿病の原因

肥満になると、インスリンの必要量が増加するため、糖代謝(体内で糖をエネルギーとして消費したり蓄えたりする作用)を支える膵臓などの各組織が其々の持ち場でフル回転し肥満という事態に対応します。
しかし、その状態が続き長引くと、血糖を処理する役目の部分に次々以上が起こり糖代謝のサイクルが狂っていきます。いくつかのそうした異常が重なって糖尿病が発症します。

肥満が糖尿を興すメカにニズム

肥満

高インスリン血症

インスリンレセプター減少

インスリンレセプター結合以後の異常

糖尿病発症

β細胞障害

糖尿病重症化

私達が活動するにはエネルギーが必要ですが、そのエネルギーが血中のブドウ糖(血糖)を筋肉や脂肪細胞などの組織が細胞内に取り込むことでつくられます。
血糖が細胞内に入るには膵臓から送られてくるインスリンと細胞側にあるインスリン専用のレセプターが統合して初めて入れる仕組みになっています。

肥満になるとインスリンの血糖降下能が低下してインスリンの必要量が増えるので膵臓にあるβ細胞がインスリンを増産し体内に沢山のインスリンが出廻るようになります。(高インスリン血症)
しかし、インスリンが一定量を超えると、レセプターの量が相対的に減少する現象が(レセプター異常)が起きるため血糖の利用効率が更に落ちて(インスリンの感受性の低下、インスリン抵抗症ともいう)人によっては高血糖がはじまりだします。

次いで、インスリンとレセプターが統合した後の異常が加わってくると、、すい臓はそうした状態を正常化しようと更にインスリンを増産しますが血糖処理が追いつかず、ココで糖尿病が発症します。

レセプター統合以後の異常が発生するのは、肥大した脂肪細胞からTNF-α、インターロイキン6、レジスチンなどのインスリンの効き目を下げる物質(サイトカイン)が出ることが主な原因です。
こうした異常が続くと、今度はβ細胞にも異常が起き(β細胞障害)、インスリン分泌も不足する事態になります。糖尿病は重症化して、SU薬やインスリン注射が必要となり、たくさん食べても痩せてきます。

肥満治療を成功させるアドバイス

太っている今がチャンスなのです。

現在、肥満糖尿病状態にあるということは、すい臓のβ細胞が障害されるところまで、まだ病気が進んでいない可能性が高いということです。

β細胞が障害された結果、インスリンの分泌量が不足しはじめると減量しようとしなくても痩せてきます。
糖尿病を軽度のうちに直せるチャンスは今なのです。

糖尿病は糖質中毒に気をつけましょう!

 

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